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皆さん、こんにちは。横浜センター南駅から徒歩１分の大学受験予備校BLOOM　横浜センター南校です。

今回は参考書レビューということで、『連想式にみるみる身につく語源で英単語』をご紹介します。
何度も書いたり読んだりして暗記するのは無理！という人におすすめの参考書です。

構成や強み、使い方などお伝えしていこうと思います！

▪ 連想式にみるみる身につく語源で英単語

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著者は清水健二先生。清水先生と言えば、
電車広告などでよく見かける「語源図鑑」シリーズが有名です。

「語源図鑑」シリーズは、絵と解説がバランスよく配分されていて、どの年代でも取り掛かりやすい名著！
しかし、大学受験用に使うには続編含む2冊買わなければならず、調べるのも一苦労… という欠点がありました。

対してこの『連想式にみるみる身につく語源で英単語』は説明・イラストともに簡潔！
持ち運びもしやすく、CDも2枚ついているので、音で暗記するトレーニングもできます。
まさに「大学受験版の語源図鑑」な参考書なんです！！

さて、語源学習とは何でしょうか。
筆者いわく、英単語を意味のあるカタマリに分解し、その組み合わせてその単語の意味を理解する学習だそう。
具体例として「predict」を見てみましょう。

このように「単語と意味だけでなく、意味のカタマリも一緒に覚えてしまおう！」
というのが、この参考書の特徴です。

語幹暗記の強みについては、後程ご紹介します！

▪ 構成

全150テーマで構成されていて、
「1テーマ」＝「キーとなる語源1種類」＋「その語源を含む英単語9個前後」
となっています。

意味の部分はオレンジで書いてあり、赤シートで隠せる仕様です。
ここは普通の英単語帳と同じですね。

単語のレベル中学～大学入試までと、幅広く対応しているみたいです。
なお、単語数についての情報はありませんでした。
感じとしては、システム英単語でいう1-1685くらいの単語数とレベルです。

単語数が他の英単語帳より少ない気もしますが、筆者の主観では共通テストレベルは通用するかと思います。

▪ 語源暗記の強み

ずばり、メリットは３つあります！

➀　長期記憶が可能になる

語呂合わせをつくって暗記すると、忘れにくくなりますよね。
あれは自分の知っている意味とつなげることで、長期記憶を可能にする効果があるからなんです。
語幹で暗記することで、英単語がアルファベットの羅列から意味のカタマリへと変わります。
これが長期記憶につながる秘訣です。

➁　未知の単語に出会っても、推測できるようになる

「troublesome」という英単語を推測してみましょう。
意味のカタマリで分解すると、「trouble（混乱）」と「some（形容詞）」になります。
この二つの意味を合わせてみると、「混乱している」という意味になります。
もし知らない単語に出くわしても、語幹がわかれば推測できてしまうのは頼もしいですね！

※辞書的な troublesome の意味は「厄介な、面倒な、骨の折れる」。

➂　単語の体系的・効率的な学習が可能になる

意味のカタマリで暗記するので、同じカタマリで一気に覚えられる分、効率がいいとのこと。
例えば先ほどの predict なら次のように芋づる式で暗記できます。

「pre（前に）」：precade, predecessor,
「dict（言う）」：dictate, indict, verdict 等

▪ 使い方

受験まで1年半以上時間がある人：メインの単語帳として使う。
受験まで1年を切っている人：メインの単語帳でどうしても覚えられないものを調べるときに使う。

このような使い方がおすすめです！
語幹で暗記できるようになるためには、当然「理解する」時間が必要になります。
なので、時間に限りがある受験生には辞書としての使い方がおすすめです。

ただ、かなりメリットの多い暗記法だと思いますので、
時間に余裕がある方は是非チャレンジしてみてください！！

▪ おわりに

今回は、語幹で覚える英単語暗記法についてご紹介いたしました。
最後にメリットとデメリットをまとめていきましょう。

【まとめ】
〈メリット〉
➀　長期記憶が可能になる
➁　未知の単語に出会っても、推測できるようになる
➂　単語の体系的・効率的な学習が可能になる

〈デメリット〉
➀　単語数が掲載されていない。自分がどこまで進んだのか把握しにくい。
➁　マスターするのに時間がかかる

受験勉強の要ともいえる、英単語暗記。
この参考書で少しでも克服できる人が増えるとうれしいです！