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『改訂版 世界一わかりやすい 早稲田の国語 合格講座』

BLOOM参考書紹介シリーズ

概要（レベルと目的）

『改訂版 世界一わかりやすい 早稲田の国語 合格講座』は、

早稲田大学を志望する受験生に向けて作られた、私大国語対策の決定版ともいえる参考書です。

対象レベルは、難関私大レベル～早慶レベル。

中でも、早稲田大学の国語（現代文・古文）に特化しており、

早大特有の設問形式や出題傾向を徹底的に分析・対策できる構成となっています。

この参考書の最大の目的は、「早稲田で得点できる読解力・解答力」を身につけることです。

早稲田の国語は設問の難度が非常に高く、文章量・語彙・選択肢の切り分けなど、

通常の共通テストレベルの対策だけでは太刀打ちできません。

この参考書は、早稲田の文章の読み方、設問の意図の捉え方、

古文で頻出の文法・単語・読解パターンまでを、具体例と解説を交えて丁寧に教えてくれる点が特長です。

著者独自の視点で、単なる解答テクニックにとどまらず、

「なぜそう考えるべきなのか」という思考の過程が非常に詳しく説明されており、

独学でも安心して進められる構成になっています。

特に、現代文の設問処理における「選択肢の見極め方」は、

早稲田の問題に特化した知識と戦略が詰まっており、他の参考書では得られない貴重な視点です。

この参考書を仕上げるとどうなるか

この参考書を丁寧に仕上げた先に得られる最大の成果は、

「早稲田の国語で合格点を取るための実戦力」が身につくことです。

特に現代文では、難解な評論文や随筆文において、筆者の主張の流れを的確に捉え、

設問の意図に沿った選択肢を選ぶための「読解・判断の型」が習得できます。

古文においても、早大の傾向に特化した設問パターンを理解し、

和歌や会話文、敬語表現なども含めて、点数に直結する知識を整理できます。

実際にこの一冊をやり込んだ後は、早稲田大学の法学部、教育学部、

文化構想学部、文学部などの過去問でも、安定して合格点が取れるレベルに到達できます。

また、「選択肢の根拠を言語化できる」力が身につくことで、他の難関私大の現代文にも応用が可能です。

参考書の使い方（概要）

この参考書を使いこなすには、「読解＋設問処理の思考プロセスをトレースする」ことが基本方針となります。

まず問題を自力で解いた後、解説を読んでなぜその選択肢が正解なのか、

なぜ他の選択肢が不正解なのかを論理的に説明できるようにすることが重要です。

現代文では特に、設問ごとの選択肢分析の過程を丁寧に読み、

自分で再現できるように意識することが成長に直結します。

古文は文法知識を確認しつつ、読解を通して「文脈に応じた意味解釈」を繰り返し練習するのがポイントです。

参考書の使い方（Stepごと）

STEP１：まずは問題にチャレンジする

最初に設問をすべて解いてみましょう。

現代文も古文も、制限時間を設けて本番同様の緊張感を持って取り組むことが大切です。

空欄を作らず、すべての設問に理由を持って答えを選ぶよう意識します。

STEP２：答え合わせ

赤ペンで採点しながら、解説をじっくり読みましょう。

特に選択肢の正誤判断において「どの語句・表現が誤りの根拠となるか」を

自分の言葉で説明できるかどうかが、理解の目安になります。

古文では文法や単語の確認も同時に行いましょう。

STEP３：解説を活用して深堀学習

解説で気づいたポイントや新しい視点は、ノートにまとめて整理します。

現代文の思考プロセス、古文の構文や語彙・敬語の知識など、

自分がつまずいたポイントを明文化することが記憶定着につながります。

STEP４：復習

読解の構造が理解できたら、現代文では文章を音読して「論理の流れ」を確認し、

古文では本文の再読や音読を通して訳を確認します。

また、設問をもう一度解いて正解にたどり着けるか再確認しましょう。

目次

第1編　現代文編
第1章　早大現代文の事始め
第2章　現代文読解ゼロ講（評論の読み方）
第3章　テーマ別入試問題実践演習講
第1講　近代　西洋12　科学　　　2019（教育）
第2講　自我　西洋3　個人主義　　　1986（商）
第3講　西洋と日本の都市　文明と文化　　　2014（文）
第4講　言語123　情報　　　2014（文化構想）
第5講　現代　1近代の反省2情報化　　　2014（法）

第2編　古文編
第1章　早大古文の事始め
第2章　テーマ別入試問題実践演習講
第1講　平安王朝文学1　場面と和歌の読解　　　2019（教育）
第2講　平安王朝文学2　心内会話の読解　　　2014（文）
第3講　鎌倉説話文学　人物関係と会話　　　2014（人間科学）
第4講　中世の歌論　　　2014（政治経済）
第5講　近世の思想文学　　　2006（法）

第3編　漢文編
第1章　早大漢文の事始め
第2章　テーマ別入試問題実践演習講
第1講　基本事項を活かす1　　　2005（政治経済）
基本事項を活かす2　　　2016（法）
基本事項を活かす3　　　2017（商）
第2講　空欄補充・意味・内容問題に慣れる　　　2011（文）
第3講　漢詩を武器にして差をつける1　　　2014（政治経済）
漢詩を武器にして差をつける2　　　2018（商）
第4講　実践問題1　　　2012（文）
実践問題2　　　2018（教育）

第4編　融合篇
第1章　早大現古漢融合問題の事始め
第2章　テーマ別入試問題実践演習講
第1講　和歌と近世思想型　　　2010（社会科学）
第2講　作家・作品論型　　　2014（文化構想）

まとめ

『世界一わかりやすい 早稲田の国語 合格講座』を使いこなすコツは、

「なぜその答えになるのかを説明できるようになるまでやり込むこと」です。

早稲田の国語は単なる読解力では太刀打ちできず、

「解答の精密さ」と「選択肢の分析力」が求められます。

この参考書はその訓練を最も効果的に行える一冊です。

注意点として、単に解説を読んで終わりにせず、

「自分で解説できるかどうか」を意識して復習することが不可欠です。

また、現代文の語彙や古文の文法の抜けがある場合は、並行して基礎教材での補強も忘れずに行いましょう。

最適な使用時期は、高2冬〜受験直前期まで。

特に志望校を早稲田に定めた段階で取り組み始めると、

長期的に力を伸ばしていけます。

過去問演習に入る前の「戦略構築用教材」として、最初の1冊に非常におすすめです。

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