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『基礎問題精講 数学』は、大学受験に向けて数学の基礎力を確実に固めたい受験生に向けた定番の問題集です。対象レベルは、共通テスト〜MARCH・地方国公立レベルまでを想定しており、特に「教科書レベルから一歩踏み出して標準問題にも対応できる力をつけたい」という層にぴったりの教材です。
この参考書の目的は、単なる知識の詰め込みではなく、「問題を見て解法を理解し、自力で再現できる力」を育てることです。つまり、答えを暗記するのではなく、「なぜそのように解くのか」「どうしてその式変形になるのか」といった思考のプロセスを理解する力を身につけることを重視しています。
最大の特徴は、「精講(せいこう)」と「参考」という丁寧な解説構成です。精講では問題の本質的な考え方が解説され、参考では補足的な知識や応用的な視点が得られます。これにより、独学でも深い理解が可能となり、学習効果が格段に高まります。また、問題数も多すぎず、無理なく1冊をやり切れる設計となっているため、「最初の1冊」として非常におすすめです。
『基礎問題精講 数学』を1冊仕上げることで、標準的な入試問題に十分対応できる基礎力と再現力が身につきます。数学の問題において、「この問題はこう考えればいい」「この場面ではこの公式が使える」といった判断力が養われるため、共通テストはもちろん、MARCH・地方国公立などの標準〜やや難レベルの入試問題にも対応可能になります。
特に、絶対値やグラフ、数列、場合の数などの典型単元では、「解き方を丸暗記」するのではなく、「どうしてその発想になるのか」「なぜこの立式になるのか」というプロセスを身につけることができるため、数学の本質的な理解力が鍛えられます。
また、「参考」に記載された知識や例外事項も知っておくことで、応用問題や発展的な問いに対する対応力も自然と伸びていきます。問題演習量を増やしたい場合には、『Focus Gold』や『入試標準問題集(標問)』などを組み合わせると、さらに高いレベルへのステップアップが可能です。
『基礎問題精講 数学』を最大限活用するには、「例題→解説→理解→再現」という学習のサイクルを丁寧に繰り返すことが大切です。特に意識すべきは、「理解したつもり」にならないこと。解説を読んでわかった気になるのではなく、解説を見ずに一から解答を再現できるかどうかで本当の理解を確認しましょう。
学習ペースの目安としては、1日10〜12題を丁寧に取り組み、1冊を1か月で1周+総復習が理想的です。週に1度は復習日を設け、つまずいた問題や苦手単元を重点的に再確認することで、理解の定着度が大きく向上します。
「精講」や「参考」の内容は、ただ読むのではなく、ノートにまとめ直したり、音読して自分の言葉で説明してみることが効果的です。頭と手と口を使ったアウトプット型学習が、この参考書の学習効果をさらに引き出します。
まずは例題に自力で取り組んでみましょう。問題によって難易度は異なるので、1問あたり5〜15分程度を目安にしてください。ポイントは、空欄を作らないこと。たとえ解き方がわからなくても、自分の持っている知識や公式を使って、何かしらのアプローチをすることが大切です。
1問ごとに解いたら、その場ですぐに答え合わせと解説読みを行いましょう。特に「精講」の部分では、その問題を解くために必要な数学的知識や思考法が明確に解説されています。「参考」欄には、知っておくと便利な周辺知識や入試頻出事項が記載されており、+αの理解につながります。
「精講」や「参考」を読み込んだら、ノートに要点を整理し、自分の言葉でまとめ直しましょう。また、間違えた問題や悩んだ部分については、どうしてそう考えるのか・どんな知識が必要だったのかを論理的に整理することで、再発防止と本質的な理解が可能になります。
例題だけでなく、対応する演習問題(右下)にも必ず取り組みましょう。また、週1回は復習日を設け、間違えた問題やあやふやだった単元を再演習。演習量を確保することで、定着度が高まり、応用への対応力も伸びていきます。
1冊を終えたら、重要例題を再演習形式で取り組みましょう。時間を計って「最初から解けるか」「流れを再現できるか」を確認します。自力で答案を組み立てられるかどうかを基準に、最終チェックを行いましょう。つまずいた問題は、再度「精講」「参考」に戻って丁寧に復習します。
『基礎問題精講 数学』は、基礎から標準レベルをしっかり固めたいすべての受験生にとって心強い1冊です。丁寧な解説と適度な問題量、そして自学自習を支える構成により、「理解→再現→定着」という理想的な学習の流れを実現できます。
この参考書を活用するうえでの最大のコツは、「わかったつもり」で終わらせず、解説を隠して再現できるか確認すること。さらに、精講・参考の内容をしっかり読み込んで、ノートにまとめ、音読や再演習によってアウトプットを繰り返すことが合格への鍵です。
最適な活用時期は、高2の終わり〜高3夏。基礎を徹底し、標準問題を自力で攻略できるようになったら、次は応用問題集へと進んでいきましょう。
『基礎問題精講』シリーズは、以下の3冊に分かれています。それぞれの冊子で高校数学全範囲を網羅しています。
指数の計算 …… p.6
整式の加減 …… p.7
式の展開 …… p.8
因数分解 …… p.10
対称式 …… p.12
実数(有理数・無理数) …… p.14
無理数の計算(有理化) …… p.16
無理数の計算(数値代入) …… p.17
無理数の大小比較 …… p.18
整数部分・小数部分 …… p.20
絶対値記号 …… p.22
文字式の平方根 …… p.23
2重根号 …… p.24
文字係数の方程式 …… p.25
1次不等式 …… p.26
連立不等式 …… p.28
文字係数の1次不等式 …… p.29
絶対値記号のついた1次方程式 …… p.30
絶対値記号のついた1次不等式 …… p.31
1次不等式の応用 …… p.32
集合に関する様々な記号 …… p.36
集合の関係 …… p.38
集合の要素の個数 …… p.40
命題の真偽 …… p.42
必要条件・十分条件 …… p.44
1次関数のグラフ …… p.46
点の移動 …… p.48
平方完成 …… p.49
2次関数 y=a(x−p)2+qy = a(x – p)^2 + q …… p.50
2次関数の平行移動 …… p.52
放物線の対称移動 …… p.53
放物線の移動 …… p.54
2次関数の決定 …… p.55
絶対値記号のついた関数のグラフ …… p.56
最大・最小(Ⅰ) …… p.58
最大・最小(Ⅱ) …… p.60
最大・最小(Ⅲ) …… p.62
最大・最小(Ⅳ) …… p.66
最大・最小(Ⅴ) …… p.68
2次方程式の解とその判別式 …… p.70
放物線とx軸との位置関係 …… p.72
放物線と直線との位置関係 …… p.74
放物線の接線 …… p.76
2次不等式 …… p.78
係数の符号 …… p.80
解の配置 …… p.82
絶対不等式(Ⅰ) …… p.84
絶対不等式(Ⅱ) …… p.86
文字係数の2次不等式 …… p.87
絶対値記号のついた2次方程式 …… p.88
絶対値記号のついた2次不等式 …… p.89
三角形の重心、外心、内心、垂心 …… p.88
角の2等分線の性質 …… p.90
チェバの定理 …… p.92
メネラウスの定理 …… p.93
円周角 …… p.94
接弦定理 …… p.96
方べきの定理 …… p.98
2円の位置関係 …… p.100
平面幾何(Ⅰ) …… p.102
平面幾何(Ⅱ) …… p.104
四角形への応用(トレミーの定理) …… p.106
内接球・外接球 …… p.108
特殊な四面体(Ⅰ) …… p.110
特殊な四面体(Ⅱ) …… p.112
鋭角の三角比 …… p.114
有角の三角比 …… p.116
鈍角の三角比 …… p.118
補角・余角の三角比 …… p.120
三角比の相互関係 …… p.122
三角比の計算(Ⅰ) …… p.124
三角比の計算(Ⅱ) …… p.125
三角方程式(Ⅰ) …… p.126
三角方程式(Ⅱ) …… p.128
三角不等式(Ⅰ) …… p.130
三角不等式(Ⅱ) …… p.131
正弦定理 …… p.133
余弦定理 …… p.134
正弦定理・余弦定理の使い分け …… p.135
中線定理 …… p.136
三角形の重心 …… p.137
三角形の形状決定 …… p.138
三角形の成立条件 …… p.139
三角形の面積 …… p.140
角の2等分線の長さ …… p.142
内接円の半径(Ⅰ) …… p.143
内接円の半径(Ⅱ) …… p.145
内接円の半径(Ⅲ) …… p.146
縁に内接する四角形 …… p.146
場合の数(Ⅰ) …… p.148
場合の数(Ⅱ) …… p.150
場合の数(Ⅲ) …… p.152
約数の個数・総和 …… p.153
階乗,nPrnPr,nCrnCr の計算 …… p.154
順列(Ⅰ)(場所指定) …… p.156
倍数の規則 …… p.158
順列(Ⅱ)(同じものを含む順列) …… p.160
順列(Ⅲ)(円順列) …… p.161
組合せ(Ⅰ) …… p.162
組合せ(Ⅱ) …… p.163
組合せ(Ⅲ) …… p.164
組分け(Ⅰ) …… p.165
組分け(Ⅱ) …… p.166
道の数え方 …… p.168
重複組合せ …… p.170
同様な確からしさ(Ⅰ) …… p.172
同様な確からしさ(Ⅱ) …… p.173
同様な確からしさ(Ⅲ) …… p.174
排反事象 …… p.175
余事象 …… p.176
独立試行 …… p.177
反復試行 …… p.178
非復元抽出 …… p.180
最大数・最小数の確率 …… p.182
点の移動 …… p.183
カードの確率 …… p.184
一般の加法定理 …… p.186
道の確率 …… p.188
確率の最大値 …… p.190
条件付確率(Ⅰ) …… p.192
条件付確率(Ⅱ) …… p.194
期待値(Ⅰ) …… p.196
期待値(Ⅱ) …… p.197
度数分布表とヒストグラム …… p.198
データの代表値(平均値・メジアン・モード) …… p.200
四分位数 …… p.202
ヒストグラムと四分位数 …… p.204
箱ひげ図 …… p.206
ヒストグラムと箱ひげ図 …… p.208
箱ひげ図の比較 …… p.210
外れ値 …… p.212
分散・標準偏差 …… p.214
計算の工夫 …… p.216
もう1つの分散の求め方 …… p.218
代表値の変化(データの合算) …… p.220
代表値の変化(データの追加) …… p.222
代表値の変化(変量変換) …… p.224
最高値 …… p.226
最低値と相関 …… p.228
散布図(読みとり) …… p.230
共分散・相関係数 …… p.232
仮説検定の考え方 …… p.236
最大公約数・最小公倍数 …… p.238
倍数の証明 …… p.240
整数の余りによる分類 …… p.242
ユークリッドの互除法 …… p.244
不定方程式 ax+by=cax + by = c の解 …… p.246
2進法 …… p.248
2進法の計算 …… p.250
整数問題(Ⅰ) …… p.252
整数問題(Ⅱ) …… p.254
整数問題(Ⅲ) …… p.255
ガウス記号(Ⅰ) …… p.256
ガウス記号(Ⅱ) …… p.258
演習問題の解答 …… p.260
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しっかりとご説明させていただきます。
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