横浜センター南(都筑区)|Blog
模試を受けたあと、判定や偏差値だけを確認し、具体的な復習へ進めずに終わっていないでしょうか。
前回より偏差値が下がった、志望校がE判定だった、勉強したのに点数が伸びなかったなど、結果を見て不安になる受験生は少なくありません。
しかし、模試の本来の目的は、良い判定を取って安心したり、悪い判定を見て志望校を諦めたりする点にはありません。
答案や成績資料から現在の弱点を見つけ、次回までの勉強内容や時間配分を修正するために模試を活用します。
今回の記事は、模試を受ける目的・振り返るタイミング・具体的な復習手順・振り返りノートの作り方を詳しく解説します。
本記事を読めば、失点原因に合った改善策を選び、模試の結果を実行可能な学習計画へ落とし込めます。
判定を見るだけで終わらせず、次回の得点へつながる振り返りを今日から始めましょう。
目次

模試を受ける目的と振り返りが必要な理由は、以下のとおりです。
模試を学力の診断材料として活用し、答案から見つかった課題を次回までの勉強へ反映しましょう。
模試を受ける主な目的は、現在の学力と志望校合格までの距離を確認し、今後の勉強方法を修正する点にあります。
総合点だけでなく、科目別の得点率・単元別の定着度・基礎問題の正答率・未解答数まで確認する姿勢が大切です。
また、模試は緊張や疲労がある環境で、普段どおりの力を発揮できるか試す機会でもあります。
たとえば、普段は解ける数学の問題で方針が浮かばなかった場合は、時間制限や緊張への対応が不足している可能性があります。
長時間の集中力・難問からの切り替え・休憩時間の過ごし方も、入試本番で得点を安定させる重要な技術です。
模試前には、英語長文を最後まで読む、数学の基礎問題で八割を取るなど、点数目標と行動目標を決めましょう。
目的を明確にして受験すると、模試後に確認する項目が絞られ、学習計画を具体的に修正できます。
判定や偏差値は現在地を確認する目安ですが、次に取り組むべき教材や単元までは教えてくれません。
同じ偏差値50でも、基礎問題を多数落とした受験生と、基礎問題を正解して難問だけを落とした受験生では、必要な対策が異なります。
英語で80点を取った場合も、単語・文法・長文・英作文・時間配分のどこに原因があるかで勉強内容が変わります。
単語不足なら語彙の再テスト、読解速度の不足なら時間を測った長文演習、英作文の失点なら答案の添削が必要です。
偏差値は得点だけで決まらず、問題難度や受験者層、受験者全体の得点分布によって変動します。
異なる主催者の偏差値を単純に比べるより、同じ模試における前回からの変化や、分野別成績の推移を確認しましょう。
判定は受験時点の目安にすぎないため、合格目標点まで何点不足し、どの科目で埋めるかまで考える必要があります。
模試の振り返りでは、まったく解けなかった難問より、できたはずなのに失点した問題を優先して探します。
短期間で得点へ変えやすい失点を先に減らすと、限られた勉強時間を効率よく使えるためです。
数学で符号を間違えて八点失った場合は、難しい問題集へ進むより、移項後の確認手順を決めるほうが得点へ直結します。
日本史で人物名を覚えていても時代を取り違えた場合は、暗記量より年代や政策の因果関係に課題があります。
正解した問題にも、二択で迷った問題・勘で選んだ問題・必要以上に時間を使った問題が含まれています。
正解した問題をすべて理解済みとして扱うと、次回の模試で同じ形式を落とす危険が残るでしょう。
自信を持って正解・迷って正解・解けるはずなのに誤答・現時点では難しい問題へ分けると、復習の優先順位が明確になります。
模試を振り返る最終目的は、反省文を書く作業ではなく、同じ失点を次回までに減らす行動を決める点にあります。
「ケアレスミスが多かった」「勉強不足だった」という曖昧な反省だけでは、次回も似た失敗を繰り返します。
数学で条件を見落とした場合は、問題文の条件へ線を引き、求める値を丸で囲むなど、具体的な動作へ変えましょう。
英語長文で本文を何度も読み返した場合は、設問を確認する順番や、段落ごとの要点整理を練習します。
正解した問題からも、役立った知識・効果的だった解き方・成果につながった勉強方法を確認してください。
課題が見つかったら、教材名・学習範囲・問題数・期限・再テスト日まで決め、普段の予定へ組み込みます。
分析・計画・実行・再テストという流れを繰り返し、模試ごとに同じ種類の失点が減っているか確認しましょう。
模試を振り返るタイミングと時間の目安は、以下のとおりです。
受験直後の感覚と返却後の成績資料を組み合わせ、無理のない期間で復習を進めましょう。
模試当日は、問題を解いた感覚が鮮明なうちに、手応えや時間配分を記録するのがおすすめです。
解答が公開されていれば自己採点まで進め、未公開の場合は迷った問題や時間が足りなかった大問へ印を残します。
記録する項目は、集中力が切れた時間帯・解く順番が崩れた場面・難問へ固執した時間などです。
英語の最終大問へ着手できなかった場合は、単に時間不足と書かず、各大問へ何分使ったかまで残しましょう。
国語で二択まで絞って誤答した場合は、本文の根拠を見失ったのか、選択肢の表現を読み違えたのかを記録します。
数学で正解していても、終了直前まで計算していた問題や、解法に自信がなかった問題は復習対象です。
当日の記録は長い反省文ではなく、成績返却後に試験中の思考を再現できる短いメモで問題ありません。
詳しい答案分析は成績返却後に始め、遅くとも一週間以内に主要な課題を整理しましょう。
返却から時間が空きすぎると、問題を見た瞬間の迷いや焦りを思い出せず、原因分析が曖昧になります。
成績資料では総合判定だけでなく、大問別得点・分野別成績・設問別正答率・目標得点との差を確認します。
正答率が高い基礎問題を落としていた場合は、正答率が低い難問より優先して復習する価値があります。
また、受験直後の手応えと実際の得点が一致しなかった問題にも注目してください。
できたと思ったのに失点した問題では、設問の読み違い・記述不足・計算過程の誤りなどが隠れています。
一週間以内に全問題を完璧にする必要はなく、失点原因の特定と学習計画への反映まで終えれば十分です。
復習時間が足りない場合は、全問を同じ深さで見直さず、得点へ変えやすい問題から取り組みます。
最優先は、知識があれば解けた基礎問題・途中まで方針が合っていた標準問題・注意不足で落とした問題です。
次に、時間不足で解けなかった問題や、正解したものの根拠を説明できない問題を確認しましょう。
現時点では難しすぎる問題や、志望校での優先度が低い難問は、解説の方針を確認した段階で切り上げても問題ありません。
数学の一問へ長時間使っても理解できない場合は、疑問点へ印を付け、学校や塾の先生へ質問します。
教科ごとに復習時間の上限を決めれば、模試の復習が普段の受験勉強を圧迫する事態を防げます。
すべてを終えてから通常の勉強へ戻るのではなく、残った弱点単元を翌週以降の計画へ移しましょう。

模試の振り返り方を5ステップで解説すると、以下のとおりです。
点数確認から再テストまで順番に進め、模試で見つかった課題を実際の得点改善へつなげましょう。
最初のステップでは、点数と判定だけでなく、答案全体を見て失点の分布を把握します。
教科別得点率・大問別得点・未解答数・迷った問題数・各大問の所要時間を確認しましょう。
英語で前半は八割取れている一方、後半がほぼ空欄なら、語彙や文法より時間配分の影響が大きいと判断できます。
数学で全大問へ着手しているのに点数が低い場合は、問題選択より計算精度や途中式に課題があるかもしれません。
記述模試で空欄が多い場合は、知識不足だけでなく、途中過程を書いて部分点を狙う意識も確認します。
目標点までの不足点数を教科別に算出し、『英語はあと20点、数学はあと10点』のように具体化してください。
全体像を先に把握すると、一問の復習へ時間を使いすぎ、重要な課題を見落とす失敗を防げます。
答案は、理解して正解・迷って正解・理解不足で不正解・時間不足で未解答・現時点では難しい問題へ仕分けます。
正解と不正解だけの二分類では、偶然の正解や復習の優先度が低い難問を見分けられません。
英単語の意味を推測して正解した問題は、得点上は正解でも、学習上は理解不足として扱います。
数学で方針は合っていたものの計算ミスで落とした問題は、解法不足ではなく処理上の失点です。
二択まで絞った国語の問題では、選んだ誤答の不適切な箇所を説明できるか確認しましょう。
時間を使いすぎて正解した問題も、次回の未解答を生む原因になるため、時間配分の改善対象になります。
仕分け基準を毎回そろえると、知識不足や処理速度の変化を複数回の模試で比較できます。
仕分けを終えたら、解説を見る前に、時間制限を少し緩めた状態でもう一度問題を解きます。
自力で考え直すと、時間不足が原因だったのか、知識や理解が足りなかったのかを切り分けられるからです。
数学を落ち着いて解けば正解できた場合は、公式を覚え直すより、制限時間内で方針を立てる練習が必要になります。
英語長文を時間無制限で読み直しても意味が取れない場合は、処理速度より語彙や構文理解が課題です。
解き直しでも分からない問題は、どの段階まで考えられたかを答案へ残してから解説を読みましょう。
最初から模範解答を読むと、説明を追えただけで、自力でも解けると判断しやすくなります。
ただし、一問へ固執せず、五分から十分考えて方針が立たなければ解説へ進む基準も必要です。
解き直し後は、失点原因を知識不足・理解不足・解法選択不足・処理不足・注意不足・答案表現へ分類します。
すべてを勉強不足やケアレスミスでまとめず、次の行動を決められる細かさまで原因を掘り下げましょう。
化学でモル濃度の公式を思い出せなかった失点は知識不足ですが、使う場面を判断できなかった失点は解法選択不足です。
国語の記述で本文内容は合っていても、主語がなく減点された場合は答案表現に課題があります。
時間不足も、読む速度が遅い・一問へ固執した・解く順番が悪い・途中計算が長いなど、原因を分けてください。
注意不足には、条件の読み飛ばし・符号・単位・転記・マークずれ・設問形式の見落としなどがあります。
符号ミスなら移項箇所を丸で囲むなど、失点原因を試験中に実行できる対策へ変換しましょう。
最後のステップでは、失点原因に合った改善策を決め、次回の模試までの予定へ入れます。
知識不足なら該当範囲の暗記と確認テスト、理解不足なら教科書への戻り学習、解法不足なら類題演習が基本です。
数学で場合分けを忘れた場合は、同じ考え方を使う例題を三題解き、三日後に類題で再テストします。
英語長文を読み切れなかった場合は、毎日一題と決めるだけでなく、大問別の所要時間も記録しましょう。
改善策は「英語を頑張る」と書かず、教材名・ページ・問題数・曜日・期限まで決めてください。
一週間で取り組む課題は、各教科一つから二つへ絞り、実際に完了できる量を優先します。
次回の模試前には、改善策の実施状況と再テスト結果を確認し、未定着の課題を把握してから受験しましょう。
模試振り返りノートの作り方は、以下のとおりです。
見た目よりも記録のしやすさと見返しやすさを優先し、次の勉強へつながる情報だけを残しましょう。
振り返りに使う道具は、見た目の美しさより、短時間で記録できて後から見返せる形式を基準に選びます。
模試ごとの変化を時系列で残したい受験生には一冊のノート、教科別に並べ替えたい受験生にはルーズリーフが向いています。
記録へ時間をかけたくない場合は、項目を固定した振り返りシートを使うと、毎回同じ基準で分析できます。
シートには、模試名・教科・問題番号・単元・正誤・失点原因・改善策・再テスト日を入れましょう。
保護者と学習状況を共有する場合も、判定だけでなく、優先課題と次回までの行動が見える形式が便利です。
問題文や模範解答を丸ごと書き写すと、類題演習へ使う時間が減るため注意してください。
迷う場合は一枚のシートから始め、記録量が増えた段階で教科別の管理方法へ移すのがおすすめです。
振り返りノートには、後から問題を探せる情報と、次の行動を決められる原因だけを書きます。
模試名・実施日・教科・大問と問題番号・単元・正誤・理解度・失点原因を一行へまとめましょう。
数学なら「大問2問3・数列・誤答・漸化式を立てられない」と記録します。
英語なら「第5問問2・説明文・誤答・設問条件を見落とした」と書けば、必要な対策が明確です。
失点原因へケアレスミスとだけ書かず、符号・単位・転記・マーク・読み違いまで具体化してください。
正解した問題でも根拠を説明できなければ、「迷って正解」「語句を推測」と記録して復習対象へ入れます。
同じ失点原因が複数回並んだ場合は、個別問題ではなく、勉強方法や試験中の手順に共通課題があります。
解法欄には模範解答を長く書き写さず、正解へ進むための最初の判断と重要な手順を残します。
数学なら「対称式なので和と積を置く」、物理なら「物体ごとに力を図示して正方向を決める」とまとめましょう。
英語なら「設問の主語と条件語を確認してから該当段落を探す」と、読解中の動作を書きます。
次回の注意点には、気をつけるという曖昧な表現ではなく、試験中に実行できる行動を記録してください。
計算ミスが多い場合は「移項後に符号を確認する」、単位ミスなら「代入前に単位をそろえる」と決めます。
国語で本文にない内容を選んだ場合は、「各選択肢の本文根拠へ線を引く」と書くと明確です。
記録後はノートを閉じ、最初の一手や判断理由を自分の言葉で説明できるか確認しましょう。
長期的に弱点を追跡したい内容はノートへ残し、一回限りの時間記録や注意点は問題用紙へ直接書き込みます。
数学や理科は同じ解法が別の問題にも使われるため、単元別に整理すると類題演習へつなげやすくなります。
英語や国語の問題用紙には、各大問の開始時刻と終了時刻を書き、処理が遅い箇所を確認しましょう。
歴史科目で一語だけ知識が抜けていた場合は、普段使う教科書や一問一答へ追記すると復習経路を一本化できます。
物理や化学の重要な立式方法は、単元別ノートへ残すと、別の模試でも同じ失点が出ていないか比較できます。
すべての情報を模試ノートへ集めると量が増え、必要な内容を探しにくくなるため注意が必要です。
問題用紙は当日の思考、ノートは失点傾向、普段の教材は知識の補強という役割で使い分けましょう。

模試の種類に応じた振り返りのポイントは、以下のとおりです。
問題形式や成績資料の特徴に合わせて確認項目を変え、判定以外の情報まで学習へ活用しましょう。
共通テスト模試では、知識の正誤に加え、資料を読む速度・情報を選ぶ力・大問ごとの時間配分を分析します。
文章・図表・会話文・実験結果など、複数の情報を整理する問題では、知識があっても処理が遅いと最後まで到達できません。
英語リーディングで最終大問へ20分しか残らなかった場合は、前半で本文を読み返した回数や所要時間を確認します。
数学で設定を読み違えた場合は、計算問題を増やすだけでなく、条件へ印を付けて情報を整理する練習が必要です。
正解した大問にも予定以上の時間を使っていれば、次回の未解答を生む危険があるため改善対象へ含めましょう。
解く順番を変更した場合は、変更によって得点が増えたのか、焦りが強くなったのかまで記録します。
解き直しでは本番と同じ制限時間を設定し、点数・終了位置・各大問の所要時間を比較してください。
記述模試では、最終的な正誤だけでなく、途中過程のどこまで評価され、どこから減点されたかを確認します。
数学で答えが違っていても、方針や立式が正しければ部分点を得られる場合があります。
採点済み答案と模範解答を並べ、必要な式・根拠・場合分け・結論が答案へ入っていたか見直しましょう。
国語で内容は近いのに得点が低い場合は、設問の要求・主語と述語・字数・必要な解答要素を確認します。
英作文では文法や語彙だけでなく、問いへ答えているか、理由がつながっているかも重要です。
答案が空欄だった問題でも、使えそうな公式や考え方を書けば、部分点を得られた可能性があります。
採点基準や優秀答案が公開されている場合は、自分の答案との差を確認し、減点箇所を直した答案まで書き直しましょう。
進研模試やベネッセ模試では、総合判定だけでなく、教科別・分野別・大問別の結果を学習計画へ反映します。
高校二年生は未習範囲が多いため、現時点の判定だけで志望校との差を決めつけず、既習範囲の定着度を重視しましょう。
英語の語彙分野と読解分野がともに低い場合は、長文演習だけでなく、語彙不足が読解へ与えた影響も確認します。
数学で図形分野だけが低い場合は、全範囲を最初からやり直さず、図形の基礎例題を優先してください。
学校内順位は身近な比較材料ですが、志望校に必要な得点や全国受験者内での位置も合わせて見ます。
成績資料に学習アドバイスが示されていても、読むだけで終えず、使用教材と学習日まで具体化しましょう。
過去の資料を並べ、同じ分野の弱点が続いている場合は、勉強時間だけでなく学習方法も見直す必要があります。
模試ごとに受験者層や問題難度が異なるため、主催者が異なる偏差値を単純に横並びで比較しない姿勢が重要です。
東進模試では、模試の種類に応じて講評・学習アドバイス・音声・採点基準・優秀答案などを復習へ活用できます。
記述模試では採点基準と優秀答案を自分の答案と比べ、必要な途中式や説明が不足していないか確認しましょう。
河合塾の全統模試では、目標設定・自己採点・復習・成績・統計データを一連の流れで確認できます。
駿台模試では、受験した模試の種類と難度を踏まえ、解答解説・答案・成績を見比べる姿勢が大切です。
難度が高い模試で総得点が低くても、合格者が取るべき基礎問題を正解できていれば、勉強方法を全面的に変える必要はありません。
各社の資料から共通して表れる弱点を探し、単発の判定より、同じ失点が繰り返されているかを重視しましょう。
模試の振り返りを学習計画へ落とし込む方法は、以下のとおりです。
模試で見つかった課題を具体的な予定へ変え、再テストまで含めた学習サイクルを作りましょう。
弱点単元の優先順位は、失点数・出題頻度・志望校での配点・改善しやすさ・他分野への影響から決めます。
一問の難問より、複数回落としている基礎単元を先に直すほうが、次回の得点へつながりやすくなります。
数学で微分計算のミスが毎回10点分あり、整数の難問が一問だけ解けない場合は、微分計算を優先しましょう。
英語で単語不足が長文・文法・英作文へ広く影響しているなら、語彙学習の優先度は高いと判断できます。
理科で未習範囲を落とした場合と、既習範囲の基本問題を落とした場合では、既習範囲の補強が先です。
志望校で配点が低い教科の難問より、配点が高い教科の基礎失点を減らすほうが効果的な場合もあります。
課題をすべて同時に直そうとせず、次回の模試までに改善する項目を三つ程度へ絞りましょう。
学習計画では、教材名・ページ・問題数・曜日・期限・確認方法まで具体的に決めます。
「数学を復習する」では行動へ移しにくいため、「火曜と木曜に確率の例題を各五題解く」と設定しましょう。
英単語の不足が見つかった場合は、「単語帳の1番から500番を一週間で復習し、翌日に再テストする」と決めます。
古文の読解速度が遅い場合は、単語や文法の確認に加え、週三回の時間制限付き読解を入れてください。
高校二年生は学校の課題や定期試験と両立するため、模試復習へ使う曜日と時間を先に確保します。
高校三年生や浪人生は志望校対策を止めすぎないよう、弱点補強へ使う時間の上限を決めましょう。
一週間後に進み具合を確認し、計画量が多すぎた場合は、睡眠時間を削らず課題数を調整してください。
模試の復習は、解説を理解した時点では終わらず、何も見ずに解法を再現できた段階で一区切りとなります。
解き直した問題は、翌日・三日後・一週間後など、間隔を空けて再テストしましょう。
数学で模範解答を覚えた可能性がある場合は、数値や条件が異なる類題を解き、解法を選べるか確認します。
英単語や歴史用語は答えを読むだけでなく、日本語や問いを見て何も見ずに思い出す形式が有効です。
国語の読解問題は同じ答えを覚えやすいため、別の文章を使い、本文根拠を探す手順を再現してください。
再テストで間違えた問題は、理解不足または定着不足として扱い、教科書への戻り学習や類題数を増やします。
再テスト日をノートへ先に書き、実施後は正誤と新たな失点原因を追記しましょう。
解き直しが負担な日は、全問復習を目指さず、次回の得点へ変えやすい三問だけ選びます。
最低限でも、失点原因・正しい考え方・次回の対策を一行ずつ残せば、判定を見るだけで終わる状態を防げます。
英語なら知らなかった単語が複数の設問へ影響した問題、数学なら方針は合っていた問題を優先しましょう。
国語なら二択まで絞った問題、理社なら基本知識の抜けで落とした問題が短時間の復習に向いています。
一問へ五分以上使って方針が立たない場合は解説を読み、理解できない箇所へ印を付けて質問へ回してください。
疲れている日に美しいノートを作ろうとすると、復習自体を避けやすいため、問題用紙への直接記入でも構いません。
最低ラインを十五分と決め、自己採点・優先問題の選択・次に使う教材の記録まで済ませましょう。

科目別の模試振り返り方法は、以下のとおりです。
科目ごとの出題形式や必要な能力に合わせて失点原因を分類し、適切な復習方法を選びましょう。
英語では、語彙・文法・構文・内容理解・設問処理・英作文・リスニング・時間配分へ分けて失点を確認します。
長文問題を落とした場合も、単語不足・構文理解・本文理解・設問根拠の見落としを区別しましょう。
単語の意味を知らず一文全体を誤解した場合は、該当語だけでなく、前後で使われた表現も単語帳へ戻します。
本文内容は理解できたのに最後の大問が空欄なら、精読より時間を測った読解練習が優先です。
英作文では文法ミス・語彙不足・問いへの回答不足・理由のつながり・語数不足を分けて分析してください。
リスニングはスクリプトを確認し、音声変化で聞き取れなかった箇所と、語彙不足だった箇所を区別します。
復習は、解き直し・解説確認・音読・再聴・類似問題という順番で進めましょう。
▼詳しくは英語の模試振り返り法を紹介している記事をご確認ください。
https://juku-bloom.com/moshireview-english
数学では、公式や定理の知識・問題の読み取り・方針選択・立式・計算・時間配分・答案記述へ分けて分析します。
答えが違うだけで全問を最初から解き直さず、最初に判断や計算を誤った行を特定しましょう。
二次関数で軸を求められても定義域を確認しなかった場合は、計算力より条件確認が課題です。
確率で場合分けが重複した場合は、樹形図や表を使い、数え方を見える形へ変える練習が必要になります。
解法が浮かばなかった問題では、問題文の条件から使える定理や典型解法を選ぶまでの流れを確認します。
解説を読んだ後は模範解答を書き写さず、最初の一手と選んだ理由を自分の言葉で説明してください。
数日後には数値や条件が異なる類題を解き、同じ解法を自力で選べるか再テストしましょう。
▼詳しくは数学の模試振り返り法を紹介している記事をご確認ください。
https://juku-bloom.com/moshireview-math
国語では、正解の理由だけでなく、自分が選んだ誤答がなぜ不適切なのかまで確認します。
現代文の選択問題では、本文にない内容・言いすぎた表現・因果関係の逆転など、誤答の型を記録しましょう。
本文では一部だけ否定しているのに、選択肢が全面否定へ変わっていた場合は、表現の強さを見落としています。
記述問題では、設問が求める内容・本文根拠・必要な解答要素・字数・主語と述語を照合します。
古文では単語・文法・敬語・主語・背景知識へ分け、現代語訳のどこから意味がずれたかを探してください。
漢文は句法の意味を覚え直すだけでなく、語順を確認しながら書き下し文と訳を再現します。
時間不足がある場合は、現代文・古文・漢文の所要時間を記録し、解く順番を調整しましょう。
▼詳しくは国語の模試振り返り法を紹介している記事をご確認ください。
https://juku-bloom.com/moshireview-japanese
生物では、用語知識・現象理解・実験考察・グラフ読解・計算・記述表現へ分けて失点を分析します。
用語を暗記していても、実験条件が変わった問題で使えなければ、理解が表面的な可能性があります。
遺伝子発現で転写と翻訳を混同した場合は、用語だけでなく、細胞内の場所と情報の流れを図にしましょう。
実験考察では、操作した条件・測定した結果・比較対象・検証した内容を順番に整理します。
グラフ問題で軸や単位を見落とした場合は、読み始める前に縦軸・横軸・凡例を確認してください。
記述問題では、必要な生物用語が入り、原因と結果がつながった説明になっているかを確認します。
知識問題は教科書へ戻り、実験問題は条件が異なる類題で考察手順を練習しましょう。
物理では、公式の暗記不足だけでなく、状況を図へ変換し、使う法則を選べたかを確認します。
力学で運動方程式を立てられなかった場合は、物体ごとの力を図示し、正方向を決める段階へ戻りましょう。
摩擦力の向きを誤った場合は、物体が動こうとする向きを考えず、暗記だけで判断した可能性があります。
電磁気では、電場・電位・電流・電圧など、似た物理量の意味と単位を整理してください。
計算途中で単位が合わなければ、公式の選択や代入値を誤っている可能性があります。
答えが合っていても、公式を当てはめただけで現象を説明できなければ、理解不足として扱いましょう。
解き直しでは、状況図・使う法則・立式理由・計算・答えの妥当性という順で再現します。
化学では、知識問題と計算問題を分け、計算問題は反応式・物質量・比・単位のどこで誤ったかを確認します。
モル計算で質量を直接比べた場合は、物質量へ変換してから反応比を使う基本手順が定着していません。
理論化学は公式を覚えるだけでなく、各数値が表す意味と単位を説明できる状態を目指しましょう。
無機化学では、色や沈殿を個別に覚えず、反応式・実験操作・生成物を関連付けて整理します。
有機化学で構造決定を誤った場合は、与えられた条件を一つずつ構造へ反映したかを確認してください。
計算ミスが多い受験生は、反応式・単位・桁数・求める量を答案上で省略しない方法が有効です。
再テストでは同じ数値の問題を避け、別の物質や条件でも手順を再現できるか確かめましょう。
地学では、用語知識・図表読解・計算・時間的な流れ・空間的な位置関係へ分けて失点を確認します。
天体問題で日周運動と年周運動を混同した場合は、観測者の位置と時間経過を図にしましょう。
地質分野では、地層の新旧関係や断層の前後を、用語だけでなく図から説明できるか確認します。
気象問題で天気図を誤読した場合は、気圧配置・前線・風向・天候を関連付けてください。
計算問題では単位変換の失敗が多いため、距離・時間・角度の単位を式へ書き込みます。
資料問題は、グラフの軸・凡例・変化の傾向・例外的な値の順で確認すると読み違いを減らせます。
解き直す際は答えだけを覚えず、資料のどの情報を根拠に判断したのかを説明しましょう。
日本史と世界史では、用語不足・年代の混同・地域の混同・人物と政策の混同・因果関係の不足へ分けます。
人物名を覚えていても、同時代の出来事や政策の目的を説明できなければ、正誤問題で迷いやすくなります。
日本史で松方財政と大隈財政を混同した場合は、時期・目的・内容・社会への影響を比較しましょう。
世界史で王朝名や条約名を取り違えた場合は、地図と年表を使って地域と時代を結び付けます。
正誤問題では間違った語句だけを直さず、選択肢全体を正しい文章へ書き換えてください。
資料問題では、史料中の人物・制度・時代を判断した根拠となる語句へ印を付けます。
一問一答へ戻るだけでなく、教科書の前後を読み、出来事が起きた背景と結果まで確認しましょう。
地理では、知識不足だけでなく、地図・統計・グラフ・写真から地域の特徴を読み取れたかを確認します。
統計問題で国名を外した場合は、順位を暗記する前に、気候・人口・産業構造・貿易との関連を考えましょう。
雨温図を誤読した場合は、最高気温だけでなく、年較差・年間降水量・降水の季節差を順番に見ます。
地図問題では、緯度・海流・山脈・風系・周辺国など、位置情報から使える手掛かりを整理してください。
資料中の最大値だけを見て選ぶと、人口当たりや面積当たりの指標を見落とす場合があります。
誤答した問題では、使わなかった資料と、見落とした単位や凡例も確認しましょう。
知識の抜けは教科書や資料集へ戻し、資料の読み違いは別地域の統計や地図を使って練習します。
公共・政治経済・倫理では、用語の定義と、具体的な制度・事例・思想内容を結び付けて復習します。
政治経済で衆議院と参議院の権限を混同した場合は、任期だけでなく議決の優越も比較しましょう。
金融政策と財政政策を混同した場合は、実施主体・具体的な手段・景気や物価への影響を整理します。
倫理で思想家と用語を一対一で暗記すると、文章資料から思想内容を判断する問題へ対応しにくくなります。
思想家が人間・社会・幸福をどのように捉えたかを短い文章で説明すると、似た思想との違いが明確です。
資料問題では、聞かれている制度や思想と、資料内の根拠となる表現を対応させてください。
時事的な題材が使われた問題でも、背景にある教科書上の制度や概念へ戻って確認しましょう。
情報では、用語知識・アルゴリズム・プログラミング・データ活用・ネットワーク・情報セキュリティへ分けます。
プログラム問題で答えを外した場合は、コード全体を眺めるだけでなく、変数の値を一行ずつ表へ書きましょう。
繰り返し処理の回数を誤った場合は、初期値・継続条件・更新処理の三点を確認します。
条件分岐では、条件が成立する場合と成立しない場合を分け、処理の流れを追ってください。
データ分析では、平均値だけでなく、中央値・四分位範囲・分散・相関が何を示すかを判断します。
情報セキュリティの用語は定義を覚えるだけでなく、どの危険に対応する仕組みなのかを整理しましょう。
解き直し後は数値や条件が異なる類題を使い、処理手順を自力で再現できるか再テストしてください。

模試は、判定や偏差値によって受験生を評価するだけの試験ではなく、現在の学力と勉強方法を診断する機会です。
模試当日は、迷った問題・時間配分・集中力が切れた場面を記録し、解答公開後は早めに自己採点を進めましょう。
復習では、解説を見る前の解き直し・基本事項の確認・類題演習・数日後の再テストまで進めるのが重要です。
すべての問題を完璧に復習できなくても、できたはずの基礎問題や、同じ原因で繰り返し落としている問題を優先すれば問題ありません。
模試の結果から課題を見つけ、計画を修正し、実行後に再テストする流れを繰り返し、志望校合格へ着実に近づきましょう。

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これまで長きにわたって教育業界に身を置き、
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