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  • 「なぜ大学に行くのか」から始める受験勉強—— 大学受験予備校BLOOMのVisionCamp(4月)開催レポート

    こんにちは!横浜市営地下鉄センター南駅から徒歩3分、

    大学受験予備校BLOOMセンター南校です!本日の記事はこちら!

    「なぜ大学に行くのか」から始める受験勉強——

    大学受験予備校BLOOMのVisionCamp(4月)開催レポート

    BLOOMでは毎月、受験勉強の意味・将来のビジョン・日々の思考と行動を見つめ直す独自プログラム「VisionCamp」を実施しています。
    2026年4月6日に第1回を開催。

    「仕事とは何か」「なぜ大学に行くのか」という
    本質的な問いを出発点に、受験生としての姿勢・思考法・毎日の時間の使い方を一緒に考えました。
    今回はその内容を詳しくレポートします。

    VisionCampとはどんなプログラムか

    VisionCampは、BLOOMが独自に開発したキャリア支援プログラムです。大学合格だけをゴールにするのではなく、「大学進学後の4年間、そしてその先の人生をどう生きるか」を受験期から一緒に考えることを目的としています。

    毎月1回、約1時間のプログラムとして実施し、①受験勉強への向き合い方、②思考の質、③時間の使い方、④自分の軸づくり——の4つを月ごとのテーマに沿って継続的にアップデートしていきます。

    一般的な予備校では「いかに点数を上げるか」という学習指導が中心ですが、BLOOMはそれに加えて「なぜ勉強するのか」「自分はどう生きたいのか」という問いを持ち続けることが、長期的な成果と豊かな人生の両方につながると考えています。

    VisionCampの3つの役割

    • 受験勉強を「人生全体の文脈」で捉え直す場
    • 毎月の振り返りと目標の再設定の機会
    • 思考の質と行動の選択を洗練させるトレーニング

    なぜ「仕事の本質」から話し始めるのか

    今回のVisionCampは、「大学に行く目的は何ですか?」という問いからスタートしました。参加した生徒からは「やりたい仕事につながるから」「資格を取るため」という答えが返ってきました。それ自体は正しい。しかしBLOOMでは、その一歩手前の問いを大切にしています。

    「そもそも仕事とは何ですか?」

    このシンプルな問いに、スラスラ答えられる人は意外と少ないといいます。西村先生は17年間の受験指導・企業研修・コンサルティングの経験から、どんな優秀な社会人でも「仕事=お金を稼ぐこと」以上の答えを持っていないケースが多いと語ります。

    BLOOMが定義する「仕事の本質」

    仕事とは、誰かの何かの問題を解決すること
    問題を解決することで成果が生まれ、成果が価値になり、価値と価値の交換(対価)が発生する。これがお金を得る原理です。

    「お金をもらうために働く」ではなく「問題を解決した結果としてお金が生まれる」——この順番が逆転すると、どんな時代の変化が来ても自分の軸がぶれなくなります。

    時代背景——なぜ今この話が必要か

    高度経済成長期からバブル期にかけては、「いい大学→いい会社→安定した生活」という道筋が比較的明確でした。しかし少子化・AI化・終身雇用の崩壊が進む現代では、その方程式はすでに成り立ちにくくなっています。

    実際、政府が「老後2,000万円問題」を提起したように、年金だけでは生活できない時代が現実になりつつあります。10年後には現在の仕事の半数がAIに置き換わるともいわれています。

    だからこそ、「問題を解決する力」「自分ならではの価値を生み出す力」を大学4年間でしっかり育てること——その準備として受験に臨むことが、今の高校生・浪人生には求められています。

     

    大学は「志を立てる場所」である

    「大学はどんな場所か」と聞かれたとき、多くの人は「専門的な勉強をする場所」「資格を取る場所」と答えます。BLOOMではそれをもう一段深く捉えています。

    法学部なら法学的アプローチで、医学部なら医学的アプローチで、文学部なら文学的アプローチで——それぞれの学部が、異なる視点から「社会や世界の問題を見る目」を育てます。そして大学3・4年の卒業論文・卒業研究では、「この問題をどう解決するか」という施策を自分で考えます。

    西村先生はこれを「大学は志を立てる場所」と表現します。吉田松陰が松下村塾で伝えたとされる「立志・読書・択友(りっし・どくしょ・たくゆう)」——志を立て、書を読み、関わる人を選ぶ——この3つが大学4年間の本質だといいます。

    各学部のアプローチと社会課題

    • 法学部:法的アプローチで社会制度・権利・正義の問題を見る
    • 医学部・薬学部:医学的アプローチで生命・健康・医療の問題を見る
    • 経営・経済学部:経済的アプローチで企業・産業・税制の問題を見る
    • 教育学部:教育的アプローチで人材育成・格差・学習の問題を見る
    • 国際系学部:国際的アプローチで外交・多様性・グローバル課題を見る

    大学受験はその「志を立てる場所」への入り口です。だからこそ、どの大学のどの学部に入るかという選択は、「偏差値で選ぶ」だけでなく「どんな問題に向き合いたいか」という視点で考える価値があります。

    なぜ(Why)が人を強くする——石切り職人とゴールデンサークル

    石切り職人の3人の話

    今回のVisionCampで最も印象に残った話の一つが「石切り職人の3人」のエピソードです。

    3人の石切り職人

    • Aさん(What):「石を切っている。言われたからやっているだけだ」——仕事に意味を感じていない。
    • Bさん(How):「建物を作るためのレンガを切っている。30年のプロとして一寸の狂いもなく切れる」——誇りはあるが、目的は作業の熟練にある。
    • Cさん(Why):「人々の心を癒す大聖堂を作っている。この世界は不安に満ちている。だからこそ、人々が愛に立ち返れる場所を100年・200年先のために作りたい」——ビジョンから動いている。

    3人全員が「石を切る」という同じ作業をしています。しかしエネルギーの質がまったく違います。Cさんが最も高いモチベーションを持ち続けられるのは、「なぜやるか(Why)」が明確だからです。

    ゴールデンサークル理論

    サイモン・シネックが提唱した「ゴールデンサークル」では、人間の脳の仕組みと意思決定の関係をこう説明しています。

    ゴールデンサークル(Why→How→What)

    • What(何をするか):大脳新皮質が担当。論理的・言語的に理解できる領域。比較・損得で判断するため、エネルギー値が低くなりやすい。
    • How(どうやるか):方法論・手段の話。WhyよりはWhatより強いが、本質的な動機にはなりにくい。
    • Why(なぜやるか):大脳辺縁系(扁桃体)が担当。言語化しにくい直感・衝動・確信の領域。「絶対これをやるべきだ」という確信から動くため、エネルギーが最も強くなる。

    受験勉強に引き寄せると、「とりあえずいい大学に入ればいいから勉強する(What)」という人と、「自分の人生をこうしたい、その土台をつくるために今勉強している(Why)」という人では、継続力も成果も大きく変わります。ライト兄弟がお金も人脈もない中で人類初の動力飛行を実現できたのも、彼らが「なぜ(Why)」から動いていたからだと西村先生は語ります。

    パラダイムシフト——受験で結果を出す2割になるために

    2割

    浪人して成績が

    上がる人の割合

    6割

    現状維持に

    とどまる人の割合

    2割

    成績が

    下がる人の割合

    浪人して成績が上がるのは約2割、現状維持が6割、下がるのが2割——これはパレートの法則(2:6:2)として知られている現象で、受験に限らず社会のあらゆる場面で見られます。

    では、成果を上げる2割の人たちは何が違うのでしょうか。西村先生は「意志の強さではない」と言い切ります。
    違いは思考の枠組み(パラダイム)が違うことです。

    制限的パラダイムと可能的パラダイム

    可能的パラダイム(2割)

    • 「できるかもしれない」から始める
    • 不安や恐れを「突破すべき壁」として捉える
    • 自分の当たり前の基準を意識的に更新する
    • 今の自分を超えることを前提に行動する

    制限的パラダイム(8割)

    • 「どうせ無理」から始まる
    • 不安・恐れ・劣等感で動きが止まる
    • 葛藤・抵抗・面倒さを理由に回避する
    • 昨日と同じ自分のままでいようとする

    この「制限的パラダイム」は、子象の鎖のたとえで語られます。子象は小さいころに鎖で繋がれると、何度引っ張っても外れないことを学習します。やがて大きくなって鎖を外す力が十分あるのに、「どうせ外れない」という思い込みから鎖をつけられた瞬間に動くのをやめてしまう——受験生の「どうせ自分には無理だ」という思考は、まさにこの状態です。

    パラダイムシフトとは、その「当たり前の基準」を意識的に書き換えること。今までの自分には無理だったことを「受かる自分」に変わることで可能にしていく——これがBLOOMがVisionCampを通じて目指す最も大切な変化です。

    うまくいく人・いかない人の思考の違い

    うまくいく人の思考

    • 積極的・主体的、まずやってみる
    • できると信じ込む
    • 最後までやり切る
    • できる方法を考える
    • プロセスにこだわる
    • 自らやる理由が明確(自責思考)

    うまくいかない人の思考

    • 消極的・受け身、疑念を持ってやらない
    • できないと思い込む
    • 途中で諦める
    • できない理由を並べる
    • 結果だけにこだわる
    • 自己正当化・他責(他責思考)

    「不都合な情報」——たとえば成績が伸びていない、計画通りに進んでいない——を隠して目を背けるか、正面から受け取って改善するかで、成長のスピードが大きく変わります。西村先生は「自分が成長するのは、都合の悪い情報を受け取ったときしかない」と語ります。BLOOMの個別面談でも、担当講師が生徒に対して正直なフィードバックを届けることを大切にしているのはそのためです。

    成功サイクルと失敗サイクル

    失敗サイクルに入るパターン

    目的が曖昧なまま勉強を始めると、次のような「失敗のサイクル」に陥りやすくなります。

    • ネガティブ・不安から始まる → 目標が決まらない
    • 無目的・無計画 → 思考が分散し、楽な方へ流れる
    • 楽な方に流れる → 本当はこうすべきだとわかっているのにできない自分が生まれる
    • 言い訳・自己正当化が始まる → 自信が失われる
    • 「やっぱり自分には無理だ」という確信が強まる → 再びネガティブへ

    成功サイクルをつくる5ステップ

    1理想の未来を描く(願望の明確化)

    どの大学に行きたいか、大学生活をどう過ごしたいか、将来どんな問題に向き合いたいか——完璧でなくてもいいのでまず「こうなりたい」を言葉にする。

    2目標設定・計画を立てる

    理想から逆算して、5月末・6月末などの中間目標と毎日の学習計画を作る。「理想の明確化」があって初めて計画が意味を持つ。

    3実行する

    今ここの思考と行動の選択を意識しながら一日一日を丁寧に過ごす。やらされる感ではなく、自分の意志で選択する感覚を持つ。

    4成果を見える化・健全に自己評価する

    「100個のうち20個しかできなかった」ではなく「20個できた」と加点方式で評価する。できたことを可視化することで自己効力感が育つ。

    5改善・洗練させる

    「理想の未来に対して今日の思考と行動は効果的だったか?」を問い、改善点を明確にして翌日に活かす。この繰り返しが思考と行動を洗練させていく。

    選択理論——変えられるのは「今ここ」だけ

    BLOOMが重視する考え方の一つに「選択理論」があります。人間がコントロールできるのは、過去でも未来でも他者でもなく、今この瞬間の思考と行動の選択だけです。

    自分の人生を「自分がハンドルを握っている車」として捉えてみてください。前輪が「思考と行動の選択」、後輪が「感情と生理反応」です。ハンドルを握っている(自分で思考・行動を選択している)人は、道に障害物があっても「よし、避けよう」と動けます。しかしハンドルを手放している(感情や他責に任せている)人は「なんで障害物があるんだ!どかせ!」と環境に文句を言うしかできません。

    成績が伸びない、計画通りにいかない——そんな場面でも、「どうすればできるか」を自分ごととして考えられる人が、結果的に成果を出す人になっていきます。

    BLOOMの年間フェーズ設計

    受験の1年間は大きく4つのフェーズで構成されています。今の時期(4〜6月)がどのフェーズにあたるかを理解することで、何に集中すべきかが明確になります。

    Phase 1

    Seed(種まき)

    4〜6月

    基礎知識のインプット完成。土台を徹底的に固める期間。

    Phase 2

    Sprout(成長)

    7〜9月

    基礎演習・アウトプット開始。夏が最大の成長期。

    Phase 3

    Harvest(収穫)

    10〜12月

    志望校対策・過去問演習で結果を刈り取る時期。

    Phase 4

    Cultivate(耕す)

    1〜3月

    仕上げと本番。大学合格後の新ステージへの準備。

    現在は「Seed(種まき)期」です。6月末までに基礎知識のインプットを完成させることが最初の大きな目標になります。ここをしっかり仕上げることが、夏以降の演習の質を決定的に左右します。焦って応用問題に手を出すより、まず土台を固める——この優先順位を間違えないことが大切です。

    また、大学受験は「本番」ではなく「準備期間」です。受験の1年間を通じて積み上げる思考力・自己管理力・問題解決力が、その先の大学4年間・社会人生活の基盤になります。

    毎日の振り返りシートの使い方

    VisionCampの最後には、毎日使う「計画・振り返りシート」の活用法を共有しました。BLOOMでは、週1回の個別面談での時間割作成に加えて、生徒自身が毎朝・毎晩このシートを記入することを推奨しています。

    今日のやることリストと時間割を記入する

    何を何時から何時まで勉強するかを具体的に書き出す。「英語を勉強する」ではなく「9:00〜11:00 英単語ターゲット1900の101〜200番」のように具体的に。

    実際の時間の使い方を記録する

    計画と実績のズレを可視化する。「英単語に思ったより時間がかかった」「集中力が切れた時間帯がある」など、現実の自分の行動パターンをデータとして蓄積する。

    3つの問いに答える

    ①理想の未来に対して今日の行動は効果的だったか ②改善すべきことは何か ③明日どう改善するか——この問いへの回答を毎日積み重ねることで、思考と行動が洗練されていく。

    「毎日の振り返りを続けることで、自分の時間の使い方のクセや思考パターンが見えてきます。それをもとに改善していくことが、一日一日の質を高め、1年後の大きな差につながります」と西村先生は語ります。

    参加生徒の声

    今回参加した生徒たちから、プログラム終了後にシェアしてもらった言葉を紹介します。

    「今まで、試験に合格することしか考えてなかった。でもこの先のことを考えると、時間の使い方が変わる気がしました。勉強が少し楽しみになってきた感じがします」

    浪人生・参加者A

    「完全に失敗のサイクルに入っていた気がします。目標を明確にして、まずそこから成功サイクルを回し始めたいと思いました」

    浪人生・参加者B

    「理想の未来を明確にすることで、やるべきことのプロセスが見えてくると思いました。パラダイムシフトが心ではわかるのに、実際に突破できるか不安もある。でもやってみます」

    浪人生・参加者C

    よくある質問

    VisionCampは現役生も参加できますか?

    はい、BLOOMに在籍している現役生・浪人生どちらも参加できます。毎月実施しており、受験学年の生徒は全員参加を推奨しています。

    勉強だけを教えてほしい場合でもBLOOMに入れますか?

    もちろん学習指導がBLOOMの中心です。VisionCampは強制参加ではありませんが、合格実績のある生徒の多くがこのプログラムを活用しています。「なぜ勉強するか」が明確になると、学習への取り組みが変わるため、希望する生徒には参加を勧めています。

    浪人中に将来のことを考えるのは早いですか?

    むしろ今が最適なタイミングです。受験期に「自分はなぜ学ぶのか」を一度深く考えた生徒は、合格後の大学生活の質が大きく変わります。大学入学後にキャリアで悩む前に、この問いと向き合っておくことは大きな強みになります。

    まとめ——VisionCampが目指すもの

    今回のVisionCampを通じて、生徒たちに伝えたかったことは一つです。

    受験勉強を「やらされるもの」から「自分の人生をつくるもの」に変えること

    「仕事とは問題解決である」という本質を知り、「大学は志を立てる場所だ」と理解し、「自分はなぜ勉強するのか(Why)」を持つことで——同じ勉強時間でも、エネルギーの質がまったく変わります。

    BLOOMでは来月も、毎週の個別面談とVisionCampを通じて、生徒一人ひとりの「思考と行動の洗練」に寄り添っていきます。


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