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E判定でも合格できる！？
実際の合格者の点数を例に理由を解説

高校生・受験生のみなさんは

模試のたびに「判定」を

目の当たりにすると思います。

E判定だと落ち込んだり、

B判定以上だと嬉しくなったり…

気持ちはわかります！

 

でも知っておいてほしいのは、

E判定なのに出願するひとがいること

そして

合格まで成し遂げてしまうひとがいること

です。

 

もちろん受験生本人が

がんばったことが大きな要因ですが、

そもそもここには

“判定の落とし穴”

があります。

 

今回は実際に、

共通テスト本番後にE判定をとり、

しかし第1志望に出願＆合格した受験生

を例に、判定に対する見方を変えていってほしいなと思います！

 

実際の点数と判定をみてみよう！

共通テスト本番後、

自己採点結果と志望校を

河合塾さんやベネッセさんなどが

全国から回収し、志望校合格可能性を

ABCDEの5段階で判定を出してくれます。

これは模試も同じです。

 

A判定は合格可能性が高く、

E判定は可能性が低いということです。

 

それではここでクイズです！！

 

共通テスト本番で

以下の点数をとった受験生Tさんを紹介します。

英語114/200
数学115/200
国語117/200
物理58/100
化学50/100
地理60/100

合計514/900（57.1%）

 

志望は広島大学 医学部 作業療法学科。

すべての予備校さんがだした判定とは

A～Eのどれでしょう？？

 

正解は…

 

E判定です。

広島大学は中四国でも最難関大学ですので、

共テ57%では厳しいものがあります。

 

学校の先生にも

「記念受験」

と言われてしまう始末…

 

しかし、この点数をとったTさんは

このあと広島大学作業療法に現役合格します。

 

▼Tさんの合格体験記はこちら

 

しかもTさん本人としては

共通テスト57%は

やらかした点数ではなく、

むしろ過去最高点だったのです。

それでもE判定だったのです。

 

なぜE判定から合格できたのか、

なぜE判定なのに出願しようと思ったのか、

このあたりが気になるポイントかと思います。

 

E判定なのに出願した理由

▼こちらの記事でも詳しく紹介しております。

 

理由は、明確な2次試験目標が決まったからです。

Tさんの志望する広島大作業療法は、

前年の共テ＋2次の合格平均が

1015点（1700点満点）でした。

 

Tさんの共テは514/900なので、

2次試験では

800点満点中501点（62.6%）

をとれたら前年合格平均ということになります。

 

…このあたりでおや？って思うひとがいるかもしれませんね

 

E判定なのに、

2次試験で63%取れたら合格平均なの？

 

そうです。ここが判定の大きな落とし穴です。

場合によってはE判定でも可能性はまだまだあるんです！

 

Tさんは広島大の過去問に触れたうえで、

共テから2次試験までの1ヶ月半の間に

“2次試験で63%に到達させる”

と決めたから、E判定でも出願したのです。

本人にとっては63%に届かせるビジョンが見えたのでしょう。

 

ちなみに2次試験科目は英数で、

2次試験だけの合格者平均は444点（56%）です。

ほかの合格者よりは

巻き返さなければならないことには変わりありません。

 

▼関連記事

 

なぜE判定から合格できたのか

ここまでくると、2次試験までに

実行することは明確です。

英語と数学で63%ずつ取れば合格なので、

具体的な内訳を決めます。

 

・数学

大問5つのうち、3つは完答、2つは部分点狙い

 

・英語

要約と英作文は難しくないので先に解いて満点とる。
長文問題は最後に解いて部分点。

 

あとは数学も英語も、

添削がカギになるので、

ほぼ毎日、提出と添削を繰り返しました。

 

まとめ

共通テスト本番を終えたあとはもちろん、

日々の模試でも判定が突きつけられます。

 

しかし今回のTさんのように、

冷静に計算してみれば

なぜE判定なのかわからない
（せめてC判定ぐらいじゃない？）

ということに気づくことができます。

 

判定は簡潔でわかりやすいツールですが、

E判定だから可能性はない、というものではありません。

Tさんの事例をぜひ覚えておいて

みなさんも一度計算してみてほしいです！