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【BLOOM流】

模試の復習方法

高校2年生の秋～冬にかけては、
受験生の前準備ということもあって
いくつかの模試を受けることになります。

しかし、毎回ただ解いて、

結果だけをみて、
「やばい…！」
とか
「やったー！」
とか、一喜一憂して終わるのはもったいないです！

模試で大事なことは、結果よりも
そのあと何をするかという復習が大事です。

しかも、ここで模試の復習技術をみにつけておくと、
そのまま受験生になったときの
過去問演習後の復習に応用できます！！

“できないことをできるようにする”
のが受験勉強の神髄ですので、

この復習の質が、
高2から高3にかけての成績の上がり方を大きく影響します。

模試の復習や振り返りが課題になっている
学校もたくさんあります。

どうせ振り返りをするなら、
今後につながる振り返りをした方がいいですよね！

今回は模試を最大限、
次に活かせる復習法を紹介します。

①振り返る問題を選ぶ

誤答した問題はもちろんですが、
“勘で正解した問題”
“悩んだ末にあいまいな根拠のまま正解した問題”
もこのあと復習する対象です。

なぜなら、
何かに気づけなかった・何かを知らなかったからこそ
勘を使ったり、悩んだはずだからです。

これも立派な伸びしろですよね！

先述の通り、
“できないことをできるようにする”
のが受験勉強ですので、
正解できたかどうかという結果だけで
模試の振り返りをしないことが肝心です！

②解説を読みこむ！！

なぜ解説を読み込む必要があるのか

模試の解説を読み込んで復習したときが、
模試を受けた意義が最も生まれる瞬間です。

なぜなら、
“できないことをできるようにする”（3回目）
のが成長の近道だからです！！

成績を上げたければ、
自分のできなかった問題を把握し
できなかった問題をできるようにし、
できなかった問題を減らしていきましょう。

解説を読み込む基準

ズバリ、

次に同じ問題が出た時に確実に正解できる
のが、解説を読みこむ基準です。

みなさんにも次のような経験がありませんか？

解説を読んだ時は理解できたとしても、
いざ、同じような問題が出題された時に、

『あれ、どうやって解くんだっけ？』

となった経験です。

解説を読んでいると、
「たしかに、こうすれば解けるよな」
と納得はできます。

しかし実際にもう一度その場で解いてみると
途中で手が止まることはよくあります。

ですので「頭で理解した！」
というよりは、「脳と手で再現できるようになった！」
まで到達して初めて解説を読みこめた！といえます。

つまり

解説を読み込むだけでは実は足りなくて、
そのあとに解答の完全再現を自分で
実行する必要があるのです。

③原因分析と課題抽出

解説を丁寧に読み込み、解答再現をすることで、
自分が間違えた問題の解き方は前のセクションで
理解できたと思います。

次に行うのは原因分析です。

なぜ、自分はその問題を間違えてしまったのか
ということについて、考えてみましょう！

原因分析を深める

原因分析の質が低いと本当の原因を特定することができず、
問題も解決されないままになるため
ここが最も重要になります！

〈質が低い原因分析→質が高い原因分析〉の例

【英語】
英語長文で、時間がかかったから最後は焦って解けなかった。
↓
各大問で決めた時間配分と比較すると、
第5問で＋5分してしまったから、第6問が途中で終わった。
なぜ＋5分になったかというと、
第2段落に出てきた“consumption”の意味がわからず、
「行動？」のような意味で読んでみたが、
第3段落で意味が通らなくなり、何度も読み返すことになった。
『ターゲット1900』で調べてみたら、
consumeの名詞形「消費」という意味だと知った。
consumptionを見て、形が似ているconsumeの派生語
だと気づけるかどうかが今回の１つの原因。

さらに、4段落目の「The car mostly clashed the wall.」
の意味も取り違えた。
自分は「思いっきり壁にぶつかった」と訳したが、
mostlyは「ほとんど」という意味なので、

「ほとんど壁にぶつかった」
＝「ギリギリぶつかっていない」

となり、意味を取り違えた。

課題抽出を行う時のポイント

課題は複数ある場合があるということです。
英語を例にとってみましょう。

例えば、
先述のように長文が読めなかった理由を、
“単語がわからなかったから”
という結論を出した生徒さんがいるとします。

この場合、まずわからなかった単語を洗い出し、
それを見ながらもう一度長文を読んでみてください。

その時に読めなかったとしたら、

単語力だけではなく、構文の理解や、文法なども
読めなかった原因かもしれません。

このように、課題は一つではない可能性があるのです。

なので、原因分析から自分の考えられる課題を
洗い出し切る必要があるのです。

④課題解決

あとは、抽出した課題を全力で乗り越えていくだけです。

自分の苦手なこと、できないことと
向き合うのは心がすこし苦しくなるかもしれません。

時には投げ出したくなる時もあるかもしれません。

そんな時は、自分がなぜ勉強しているかを思い出してみましょう。

多くの場合、自分の第一志望校に合格するためですよね

もしかしたらもっと未来をみているひとも
いるかもしれません。

英単語を再度洗い出して毎日暗記する時間を取ったり、
一度終えた文法書のニガテ単元にもどったり、
長文問題集の長文全部に構造をふって答え合わせしたり…

やみくもに勉強してもダイレクトな効果は得られません。

原因分析から見えてきた課題を解決していきましょう！

ここが踏ん張り所です！！

まとめ

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