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今回の記事はこちら！

 

【共通テスト英語】fact(事実)と

opinion(意見)の

違いがわからない！？

2021年に共通テストが始まって、
数年がたちました。

 

先週とある塾生が、共通テスト英語リーディング

の質問をしてくれたのですが、その内容がこちら↓

 

「共通テストの英語を解いていて、
factとopinionを選ぶ問題
で苦戦します。
どうやったらできるようになりますか？」

 

なるほど…

そういえばこの

fact/opinion問題はセンター試験のころに出題されず

共通テストになってから登場した問題なんです！

 

 

factとは事実のことで、
opinionは意見のことです。

共通テスト英語（リーディング）では
本文を読んだうえで、

「次の選択肢のうち“意見”はどれですか？」

という設問が出題されます。

もちろん“事実”を問うパターンもあり。

 

相談してくれた生徒は
ここに難しさを感じているようです。

 

なるほど！きもちはわかります。

 

ご安心ください！

ここには
誰でも習得できる突破方法
がありますので、
例題を見ながらみなさんも身につけてください！

 

実際に例題をやってみよう！

過去問や模試をもとに
例題を作ってみました。

みなさんも一緒に考えてみましょう！

 

【例題】

美術の授業にて…

田中先生「美術教師になって15年。私はあることに気付きました。」

太郎「それはいったい何ですか！？」

田中先生「それは、作品を作るときに一番大事なのは、作り始める前の構想の時間ということです！」

太郎「先生、ぼくもそう思います！」

田中先生「太郎さんはすでに気づいていましたか…」

 

ここまでが本文です。
※実際はもちろん英語で出題されます。

 

次が設問です！

問1　次のうち、意見（opinion）はどれか、１つだけ選びなさい。

①作品づくりで最も大切なことは構想の時間である。

②作品づくりで最も大切なことは構想の時間である、と田中先生は思っている。

 

2択です！！

 

選択肢だけ見ると、

末尾に「と田中先生は思っている」があるかないか

の違いですね。

どちらかは事実で、
どちらかは意見です。

 

さあ考えてみてください。

 

…

 

正解発表！

２つの選択肢のうち意見（opinion）は…

 

①作品づくりで最も大切なことは構想の時間である。

 

です！！！

ということは、もうひとつの選択肢、

 

②作品づくりで最も大切なことは構想の時間である、と田中先生は思っている。

 

は”事実”の選択肢です！！

 

 

いやいや待て待て！

②の選択肢でハッキリ

”田中先生は思っている”

って書いてあるじゃん！

だから②が意見だろう！

 

こんな声が聞こえてきそうです…！

 

 

ここからは、
事実と意見の簡単な見分け方
を紹介したうえで、
例題を詳しく見ていきましょう！

 

事実と意見の見分け方は「反論の余地があるかどうか」

↑いきなり結論です！！

 

そもそも“事実”と“意見”を
辞書で引いてみると、、

【事実】
実際にあった出来事としてだれもが認めなければならないこと。

【意見】
ある問題についての個人の考え。

（新明解国語辞典第7版）

 

そうなんです。

事実は“だれも反論できない”し、

意見は“個人の考え”

つまり“反論できちゃう”んです。

 

このことだけ頭に入れて、
再度例題を見てみましょう！

 

問1　次のうち、意見（opinion）はどれか、１つだけ選びなさい。

①作品づくりで最も大切なことは構想の時間である。

②作品づくりで最も大切なことは構想の時間だと、田中先生は思っている。

 

選択肢①と②のうち、

反論できる方が意見

反論できない方が事実

です。

 

②には“田中先生は思っている”
とありますが、

「いや！田中先生はそんなこと思っていない！」

と反論できるでしょうか？

 

 

できません！！

“田中先生が思っている”のはゆるぎない事実で、

だれが何と言おうと田中先生は思っちゃってるんです！

 

逆に、

①作品づくりで最も大切なことは構想の時間である。

 

に関しては、

「いや、作りながら変化していくことこそ芸術だ！」

「あえて構想せず思いのまま手を動かすことが本物の芸術だ！」

などの反論ができます。

 

イラストを使って説明するなら以下のようになりますね！

 

よって、選択肢①が“意見”で

選択肢②が“事実”ということになります。

 

 

練習問題

最後に1問だけ練習問題をやってみましょう。

 

【問題】

田中先生「今朝おきたら、部屋に知らない人がいたんですよ」

太郎「それはこわいですね…！」

田中先生「ほんとに、そのとおりです。実際は、壁にかけたスーツがそう見えただけだったんですけどね」

太郎「先生、はやく授業に入りましょう」

問1　次のうち、事実（fact）はどれか、１つだけ選びなさい。

①今朝、田中先生の部屋に知らない人がいた。
②部屋に知らない人がいるのはこわい。
③太郎ははやく授業を始めてほしいと思っている。

 

正解は…

 

③太郎ははやく授業を始めてほしいと思っている。

です！！

①はそもそも事実と異なることで、
②が意見ですね！！

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか？

共通テストでは

事実（fact）と意見（opinion）

を見極める問題が出題されますが、

コツはシンプルに、

・反論できるのは意見（opinion）

・反論できないのは事実（fact）

だけです。

 

さっそく手元の予想問題で実践してみましょう！

大学入試センターのHPで、

過去3年分の問題を確認できますよ！
（解説はありませんので注意！）